エントリーされる方は、下記リンク先をご確認の上でご応募ください。
https://sakebunka.jp/kansake/
応募できるのは、清酒製造免許者だけです。
募集期間は、7月9日13時までです。
第16回目となる全国燗酒コンテスト(主催:全国燗酒コンテスト実行委員会 後援:日本酒造組合中央会)は、
8月7日(水)に学士会館(東京都千代田区)で唎酒審査会を行いました。
下記参照
厳正な審査の結果、最高金賞48点、金賞241点、合計289点を選出いたしました。
最高金賞の受賞社は、下記日程で表彰式を行いました。
日時 10月8日(火)
会場 学士会館
部門名 審査温度 |
部門規定 | 出品数 | 最高金賞 | 金賞 | 合計 | 入賞率 |
---|---|---|---|---|---|---|
お値打ちぬる燗部門 45℃ |
720ml 1,250円以下(税別)又は 1.8L 2,200円以下(税別) |
237 | 12 | 62 | 74 | 31.2% |
お値打ち熱燗部門 55℃ |
720ml 1,250円以下(税別)又は 1.8L 2,200円以下(税別) |
224 | 11 | 62 | 73 | 32.6% |
プレミアムぬる燗部門 45℃ |
720ml 1,250円超(税別)かつ 1.8L 2,500円超(税別) |
242 | 13 | 58 | 71 | 29.3% |
プレミアム熱燗部門 55℃ |
720ml 1,250円超(税別)かつ 1.8L 2,500円超(税別) |
158 | 8 | 40 | 48 | 30.4% |
特殊ぬる燗部門 45℃ |
にごり酒・古酒(貴醸酒含む)・樽酒など | 78 | 4 | 19 | 23 | 29.5% |
合計 | 939 | 48 | 241 | 289 | 30.8% |
今回の49名の審査員の方々
全国燗酒コンテスト2024(主催:全国燗酒コンテスト実行委員会)は、10月8日に学士会館において、本年の最高金賞表彰式を行いました。
タレントとして幅広い活躍をされていて日本酒ファンとしても知られている松尾貴史さんをプレゼンターに迎え出席された30社の蔵元にトロフィーを授与して受賞を祝いました。
またミスSAKE2023の山田琴子さんに表彰をサポートしてもらいました。
日本酒のもっとも重要な特徴は温めても冷やしてもおいしく飲めることです。世界にはビール、ワイン、ウイスキー、ウォッカなどさまざまな酒がありますが、飲用適温の幅広さは日本酒が群を抜きます。すでに平安期には温めて飲んだ記録があり、江戸期以降は「燗」で飲むことが主流になりました。
日本酒は温めるとうまみが増し、味わいが柔らかく膨らみます。油脂を溶かしてさらりと流し、料理を引き立てます。燗酒が究極の食中酒と呼ばれる所以です。また、燗酒は徳利や盃などの酒器を発達させ、豊かな酒文化を育みました。
冷やしておいしい吟醸酒や生酒が普及しはじめたのは1980年ごろのこと。今からおよそ30年前でした。フレッシュで華やか、繊細な味わいは人々を魅了しましたが、「上質な酒は燗をしない」と誤解も広がります。そして、こうした誤解を解こうとするかのように、一部の専門機関が燗酒での酒質審査に着手しました。
全国燗酒コンテストはこれを引き継ぐ、専門家による厳正な審査会です。「温めておいしい酒」を周知することによって、「燗」という日本酒ならではの魅力をアピールすることを目的としています。上質な酒にも燗映えするものがたくさんあります。ぜひ、さまざまな温度で日本酒を味わい、ワインとはひと味違った料理とのペアリングをお楽しみください。